【年末年始休診のお知らせ】
12月29日(日)から、1月5日(日)まで『休診』となります。
1月6日(月)から通常通り診療いたします。

歯周病は気づかないうちに進行しています

「歯ぐきから血が出る」「歯ぐきが赤い」「歯ぐきが腫れている」……それは歯周病が原因かもしれません。
初期の歯周病はむし歯と同じく、自覚症状がほとんどない病気です。
知らないうちに進行していき、気づいたときには歯を支える骨が溶けて、歯がポロリと抜け落ちてしまうことも。
こちらでは、横浜市金沢区釜利谷の歯医者「すわ歯科医院」で行っている歯周病治療についてご説明します。
歯周病は早期発見&早期治療がポイントです。少しでも歯や歯ぐきに違和感があれば、当院へご相談ください。

成人の約8割が歯周病もしくは予備軍です

歯周病の原因は、プラーク(歯垢)に棲みついた歯周病菌。歯と歯ぐきの間のさかい目(歯周ポケット)に食べカスや汚れが溜まると、そこに多くの細菌が棲みつき、歯ぐきに炎症を起こすようになります。歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。このため、自分には関係ないと思っている方でも、歯周病もしくはその予備軍というケースもあります。実際に日本人の成人の約8割が歯周病あるいは予備軍といわれているほど蔓延しているのです。

放っておくと歯を失う怖い病気

日本人にとって歯を失う原因として一番多い病気は、意外にもむし歯ではなく歯周病です。それなのに「痛い」「しみる」など症状のわかりやすいむし歯に比べて、歯周病はある程度進行しなければ痛みもほとんどありません。ブラッシング時に多少血がにじんでも歯科医院に行かずにそのままという方もいらっしゃるのです。何も処置をしなければ歯周病は進行していきます。そして重症化すると、ひどい口臭が発生したり、歯を失ったりします。さらに歯周病は感染症の一つのため、全身疾患にも影響を及ぼすこともあるのです。

歯周病チェック|すわ歯科医院

若い人も注意が必要です

歯周病は高齢者がかかる病気と思われがちですが、30代からかかる人が増えています。35歳頃から歯周病によって歯を失う人が増えていき、45歳を過ぎると虫歯を抜いて歯を失う原因の1位となっています。

毎日の生活習慣とも深く関わりがあることから、生活習慣病の一つといわれる歯周病。その一方で、セルフケアやプロのケアによって、予防も可能な病気です。大切な歯を失うことのないように、歯周病予防に心がけましょう。

歯周病の段階

歯周病の進行段階 症状と治療法 歯周ポケットの深さ
歯肉炎 プラーク(歯垢)や歯石が歯周ポケットに付着し、歯ぐきが炎症を起こしています。歯ぐきが腫れたり、ブラッシング時に出血したりします。

この段階であれば丁寧なブラッシングや、歯科医院で行うスケーリングによって、プラークや歯石をとり除き、歯周病の症状を改善することが可能です。

2~3mm
歯周病初期 歯肉炎が進行して歯周ポケットが徐々に深くなり、細菌による感染が広がります。

歯ぐきの腫れやブラッシング時の出血だけでなく、歯ぐき内部にある結合組織が溶けはじめます。溶けてしまった結合組織はもとに戻りません。この段階でも、歯周病の自覚症状はほとんどありません。

3~4mm
歯周病中期 歯ぐきの炎症がさらに悪化し、歯ぐきの腫れがひどくなります。歯周組織の溶ける範囲が拡大し、歯を支える骨まで溶けてしまうこともあります。

歯周ポケットはさらに深くなり、歯周ポケットの中に歯石が溜まっていきます。ブラッシングによる出血によって、歯周病に気づく人も増えてくる時期です。

4~5mm
歯周病重度 歯周組織の炎症がさらに進みます。歯周組織が壊され、歯を支える骨が溶けていき、歯ぐきも下がってきます。

ブラッシングすると出血するだけでなく、膿が出たり、口臭が気になったりします。

5mm以上
歯周病末期 歯ぐきの色は赤黒くなり、ひどく腫れることもあります。ちょっとした刺激だけで出血したり、膿が出たりすることも。口臭もひどくきつくなります。歯ぐきがさらに後退して、歯が長くなったように見えることもあります。

歯を支える骨が溶け、歯がグラついてしまうので、しっかりと咬むことも難しくなくなります。そして何もせず放置していると、最終的に歯が抜けてしまうこともあります。

 


セルフケアとプロケアで対策

歯周病予防には、自宅で行う「セルフケア」と、歯科医院で行う「プロケア」があります。いくら毎日丁寧にブラッシングしていても、どうしても落としきれない汚れが溜まってしまいます。このため歯科医院で定期検診を受け、プロによるクリーニングをしてもらうようにしましょう。自宅でのケアと歯科医院のケアの両方を行うことによって、歯周病にかかるリスクを軽減し、大切な歯を一生守ることができるのです。